CAISOの蓄電池拡大は夕方ピーク対策を市場設計で見るべきことを示す
CAISOの系統用蓄電池導入拡大は、夕方ピーク対応を容量だけでなく立地・時間帯・契約で評価する必要を示している。日本の需給調整市場と容量市場の論点を整理する。
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CAISOの系統用蓄電池導入拡大は、夕方ピーク対応を容量だけでなく立地・時間帯・契約で評価する必要を示している。日本の需給調整市場と容量市場の論点を整理する。
ノンファーム接続は、空き容量不足でも接続可能性を広げる一方、混雑時の出力制御を投資判断に組み込む制度である。日本では接続可否だけでなく、制御見通し、契約条件、手続き、地域説明を一体で見る必要がある。
DOEのVPP Liftoffは80〜160GWの可能性を示すが、日本の需給運用・小売実務では登録容量ではなく、指令時に実際に動く容量で評価する必要がある。
英国Hornsea 2は、1.3GW級洋上風力の価値が風車の規模だけでなく、基地港湾、海底ケーブル、陸上系統、保守、制度設計で決まることを示している。
英国・デンマーク間のViking Linkは、発電所を増やすだけでなく、余る地域と足りない地域をつないで運用の幅を増やす価値を示す。日本では地域間連系を設備容量だけでなく、混雑時の運用、費用負担、市場連携まで含む柔軟性として設計する必要がある。
英国CfD AR6は、価格上限や制度条件が現実のコストに合わなければ洋上風力は進みにくく、見直せば落札回復につながることを示した。日本では最安値だけでなく、港湾、系統、資材価格、地域調整まで含めて建つ条件を評価する必要がある。